AD+D Katsura Matsuzawa
CA+P Yasuhiro Shimaoka P Hiroshi Hasegawa, Kota Yamada
ED Akihito Motomura
PR Yoshiyuki Oka
BP Hiromitsu Kokura, Masashi Kashiwano
CL Bunkatoshi Kanazawa Concept
金沢で400年続く伝統工芸・金沢漆器の商品開発とデザイン。
金沢漆器は藩政時代より大名や貴族を中心に、
カスタムメイドの茶道具や調度品など美術工芸品として技術を高めてきた。
しかし現代は漆器自体が身の回りから減っており、金沢漆器の良さをあらためて問い直す必要があった。
金沢は世界有数の雷発生地帯で、とてつもない轟音の雷鳴と、恐ろしくも美しい稲妻が頻繁に観測されます。
冬の雷は「ぶりおこし」と呼ばれ、地元では冬の海の幸到来を告げる風物詩にもなっていますが、
雷が多発するようになったのも、ここ100年ほどと言われています。
この激しく移り変わる天気も「金沢らしさ」の一つの側面であり、
いまの金沢を表現し、漆器という大切に受け継がれていくものにふさわしいモチーフ。
そこで金沢市内で実際に観測された稲妻を収集し、漆黒の漆器に蒔絵の技術で落とし込んだ。
食に、ストーリーを。実際の稲妻を愛でながら、お寿司やお魚を味わってほしい。
※現在は「漆器の能作」本店・金沢駅百番街店で販売・予約受付中です。(ECサイトオープン予定)